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タイ人ベリー摘み労働者の労働環境公正化へ向けて

フィンランドでは、毎年夏の間だけ、タイからベリー摘み労働者がやってきます。ただ、タイでうまい話に乗せられるなどしてフィンランドに来たものの、低収入なうえ、宿泊費や食費が収入から差し引かれるかどうかなどの契約が曖昧だったことから、先日タイ人労働者の団体とフィンランドのベリー採取企業との間でトラブルが起きました。

タイ人労働者の代表者が「これは、人身売買だ」と告発し、弁護士やフィンランドの労働組合などを巻き込む論争になりました。タイへの帰国便の航空費を誰が支払うのかも揉めましたが、結局今回はタイ政府が支払うことになり、ひとまず事態は収まったようです。

これを受けて、フィンランド政府はベリー採取企業と共に、タイ人ベリー摘み労働者の労働環境を公正化するためのルール作りを始めるようです。私の感想ですが、この問題については、かねてから問題点が指摘されていたので、今回このようなトラブルが起きてからようやく本格的な議論が行われることになったというのは、少し残念に感じます。

日本でも、中国などから外国人研修生として来日するものの、実質的には低賃金で都合良く使われるだけというケースがあるようです。外国人研修生が過労死したり、ボイコットしたために賃金未払いのまま強制送還されたり、逆に外国人研修生が周囲の日本人を殺害したりというニュースが後を絶たず、「現代の奴隷制度だ」と称する人もいます。もちろん、雇用者に恵まれ、円満に研修を修了するケースもあると思いますが、基本的な人権は制度的に保障しなければならないと思います。殺人事件まで起きているのに制度の見直しをしないというのは、フィンランドでは考えにくいと思います。

marjanpoimijat.jpg
(Source: Kaleva)

【References】
Kaleva 2013.9.24 Marjanpoimijoiden opastusta yritetään kohentaa (ベリー摘み労働者のルールを改善する方向へ)
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