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自転車通勤の推奨装備

フィンランドで、冬も自転車で通勤する人が増えているそうです。ただ、道が凍るなどして滑りやすいうえ、フィンランドの冬は暗いので事故が起きやすいそうです。交通安全機関は、冬に自転車通勤をする人は、光を反射するジャケットを着用し、heijastin (reflector) を付け、できればバックライトも装備することを推奨しています。また、フィンランドでは、自転車用ヘルメットの着用は、罰則はないものの、義務になっています。

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(Souece: Kaleva)

日本で、こんな恰好で自転車に乗っている人がいたら、冗談みたいに思うかもしれません。もちろんフィンランドでも、みんなこんな恰好をしているというわけではなく、特に若い人にはヘルメットも着用していない人がたくさんいます。ただ、それでもフィンランドでは、安全のためにできることを全部するのは当たり前というふうに考えられていると思います。

今回は、これと関連する、私がフィンランドから受けた影響について話させてください。私はフィンランドに行く前は、「100人いたら、そのうちの何人かは上手くいかなくて当たり前」という考え方をしていました。私が中学生のときには一学年に数人は不登校になる人がいました。受験や就職がうまくいかず、いわゆるメインルートから外れる人も少なからず見てきています。東京では、毎日利用する電車やプラットフォームでも頻繁に事故が起きています。でも、すべて、そういうものだと思っていました。だって世の中は厳しいのですから。

これが、フィンランドに行って、「100人いたら、100人全員が健康で充実した人生を送る権利がある」という考えに変わりました。たとえば、フィンランドでは自動車の交通量が増える祝日に、ニュースで必ず事故について取り上げられます。事故が発生した場合にニュースで報じられるのは当たり前かもしれませんが、事故が発生していない場合でも「~休みは、事故もなく無事終わりました」というようなニュースが報じられます。若い人がたくさんお酒を飲む祝日には、「喧嘩なども起きずに無事終わりました」といった調子です。また教育を取ってみても、落ちこぼれを作らない教育として知られているように、偏差値などの単一の指標で競争させるのではなく、その人の持ち味を引き出すことが目的とされていると思います。すべて、それぞれの人が中心に考えられていて、すべての人に主観的権利がある、という考えが基盤になっています。

この主観的権利という考え方は、フィンランド(を含む西欧諸国)が長い歴史の中で確立してきたもので、日本人にはなかなか理解しがたいのかもしれません。それでも、少なくとも私は、たかだか一年程度フィンランドに住んだだけですが、上記のように考え方が変わりました。

【References】 
Kaleva 2014.2.20 Liukkaus vaanii talvipyöräilijää, vaikka varusteet paranevat
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オウル市は夜間の街灯の節電政策を開始する

オウル市は、人通りの少ない道の街灯を、一部消灯することにしました。これにより、年間約30万ユーロの節約になると見込まれています。

フィンランドのニュースや政治的議論では、「いかに節約するか」が常にテーマにされています。公共施設をひとつ建てるのにも、パブリックコメントを集めて、新たに建設するだけの価値があるかどうかが慎重に議論されます。こういう国の視点から見ると、将来にわたって利用し続けられるかどうかを十分に考慮することなく一時的なイベントのために公共施設を乱立させ、24時間ネオンで光り輝いている国はどんな風に映るのでしょうか。

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(Source: Kaleva)

【References】
Kaleva 2014.2.4 Oulu alkaa säästää katuvaloissa - yövalaistusta vähennetään
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